岐阜県鉱工業指数月報200604

岐阜県鉱工業指数(平成18年4月分)

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生産指数前月比2.9%の低下

1.概況

　平成18年4月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、窯業・土石製品工業、輸送機械工業等が上昇したものの、電気機械工業、化学工業等が低下したため、前月に比べ生産指数は2.9%減と低下に転じた。また、出荷指数は2.7%減と3カ月連続で低下し、在庫指数は5.4%増と上昇に転じた。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は6.1%増となり、13カ月連続で前年を上回った。

2.主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、ボルト・ナット、作業工具等が増加したものの、橋りょう、スチール又はステンレスシャッター等が減少したため、1.4%減と低下に転じた。また、出荷も5.8%減と低下に転じ、在庫は9.6%増と上昇に転じた。
機械工業の生産は、乗用車ボデー、数値制御工作機械等が増加したものの、換気扇、懸架制動装置部品(ショックアブソーバ)等が減少したため、2.1%減と低下に転じた。また、出荷は0.4%増、在庫は10.3%増と、ともに上昇に転じた。
窯業・土石製品工業の生産は、陶磁器製電気用品、生コンクリート等が減少したものの、ファインセラミックス、セメント等が増加したため、3.7%増と上昇に転じた。また、出荷は3.1%減と低下に転じ、在庫は3.0%増と3カ月連続で上昇した。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製フィルム、発泡プラスチック製品等が減少したものの、プラスチック製機械器具部品、その他のディスクレコード(プラスチック製)等が増加したため、1.4%増と上昇に転じた。また、出荷は7.9%減と低下に転じ、在庫は4.2%増と7カ月ぶりに上昇した。
繊維工業の生産は、織物製外衣、毛糸等が増加したものの、不織布、ニット製靴下等が減少したため、0.2%減と低下に転じた。また、出荷は0.5%増と前月に引き続き上昇し、在庫は1.1%減と6カ月連続で低下した。

3.全国、中部との生産指数の比較(4月分)